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SHIRO OZAWA

SHIRO OZAWA
小澤 史郎(小澤金物店 店主)

1989年福井県生まれ。
箪笥など工芸の様式を調べるなか、金物の美しさに触れ、
和金物を中心に伝統的な金物をそろえた小澤金物店を開業。
「日本の美しい金物」をコンセプトにしつらえにかなう金物を製作販売している。

建築空間や家具など、その意匠全体に大きな影響をあたえる金物。
金物という小さな伝統がもつ美のエッセンスを求めて日々調査、研究に取り組んでいる。

座右の銘は「たかが釘、されど釘」

小澤金物店
http://ozawakanamonoten.com

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2016/10/04

初回投稿|金物について

はじめまして。

小澤金物店の小澤史郎です。



このたび TATO DESIGN 様にご招待いただきまして、ブログを書かせていただくことになりました。
不慣れなもので、至らないところも多々あるかと思いますが、どうぞよろしくお願いします。



TATO DESIGN 様の空間・建築に関するデザイン、また仲介で扱っていらっしゃるヴィンテージマンション等は
どれも私が普段から心をいたす金物とそのまま通じる世界であり、
金物を通してまたその世界への関心を高めていただけたらと思っております。



さて。当店は和金物専門の金物屋です。




金物屋と言いましてもいろいろ住み分けがありまして、
街中で見かける日常の一般生活道具を売る荒物屋系、また大工道具を売る工具屋系、調理道具を扱う台所道具系(京都の有次さん、堀九来堂さん)などその世界はどれも深遠なもので、それぞれに専門の店があります。



当店は建築金物を主とし、特に和金物という日本の伝統建築に用いられる金物を専門としています。
取扱品目としましては襖の引手や和釘、社寺金物、門金物、箪笥金具、つまみなどです。


みなさん一本の釘に注意してご覧になられたことがあるでしょうか。
たかが一本の釘せすからそう多くの方はご覧になってらっしゃらないと思います。
けれどその一本が重要なんだと私は声を大にして言います。



もしお施主さんが和室に心と財を尽くして取り組み、厳選した材料で框、床柱、落とし掛けを組み、壁をこしらえたとしても、最後に回り縁に打たれる軸掛けの釘一本で、床は完成もするし、台無しにもなってしまうものなんだということです。
金物はそれほど気を遣わなければならないものだと考えているのです。
当店はそのしつらえにかなう金物をオリジナルで製作販売している金物屋です。



けれどこのことは和の世界に限らず、どんな建築の世界も同じことでしょう。
ちょっとしたレストランでもコートフック一本でガラリと印象が変わると思います。



あらゆるものに心を致していかなければなりません。
(ごめんなさい!最初から押しつけがましくて!笑)




sentoku_hikite_maru.jpg





上の図は「宣徳丸引手」です。




真鍮で出来た襖の引手です。
丸形の一般的な形。これは宣徳という日本独特の色です。
顔が映るくらいに磨いた金物を伝統の薬液で炊い辛子色のような独特の宣徳色に仕上げたものです。





とりとめもない話になってしまいましたが、どうぞよろしくお願いします!







小澤金物店  http://ozawakanamonoten.com






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