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SHIRO OZAWA

SHIRO OZAWA
小澤 史郎(小澤金物店 店主)

1989年福井県生まれ。
箪笥など工芸の様式を調べるなか、金物の美しさに触れ、
和金物を中心に伝統的な金物をそろえた小澤金物店を開業。
「日本の美しい金物」をコンセプトにしつらえにかなう金物を製作販売している。

建築空間や家具など、その意匠全体に大きな影響をあたえる金物。
金物という小さな伝統がもつ美のエッセンスを求めて日々調査、研究に取り組んでいる。

座右の銘は「たかが釘、されど釘」

小澤金物店
http://ozawakanamonoten.com

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2017/08/11

店舗ができます!

ご無沙汰しております。

小澤金物店の小澤史郎です。


当店は長らくホームページによる商品の紹介を主に行っておりましたが、
この度店舗を解説する運びとなりました。



徐々に商品数も増え、手狭になってきたなと思っておりました。
今年の春から物件を探しはじめ、出会ったのがこの建物でした。



IMG_2453.jpgのサムネール画像



越前市(旧武生市)の中心街、JR武生駅から徒歩5分ほどのところ。
旧浅井薬店です。
武生でも古い薬屋さんの一つで、軒の看板がよく目を引くレトロな建物です。


一度、中を見せていただき、私は感動しました。
中には薬店時代の古い箪笥や棚がたくさん。
時代を経た味わい深い建具や家具があり、自由に使ってくださいということでした。
望んでもない嬉しい話。
即決でした。


昭和7年に建てられたこの店舗兼住宅の建物。
欅漆塗りの大黒柱、松の太い梁、松板の廊下、階段。
この土地らしい、漆塗りの柱の数々。
この建物の建築当時の姿がほぼそのまま残されており、
なるべくこの雰囲気を大事にしたいと思いました。



それから待っていたのは掃除の日々でした。
2年間空き家になっていたぶん、埃や湿気などがたまっており、
はたきと雑巾、掃除機が大活躍。
初めての畳上げ、床下の換気。



けれど、磨けば磨くほど変わっていく家の姿があり、
苦しくもあり、嬉しくもあり、掃除そうじで必死の日々でした。



大工さんには2日、床の修理などの住むために必要な箇所の応急処置をお願いしました。




なるべく元の姿を大事にしたいというのがこの家に対する私の気持ちでした。




引き渡しから1ヶ月あまり、やっとお見せできる状態になりました!



こちらは店舗入ったところ。
薬箪笥やガラス戸の入った棚が並び、小上がりで腰をかけて商品をご覧いただけます。


DSC_7799.jpg





こちらは入って左手の元調剤室。
試験室とかいたガラス戸が入っています。
こちらの棚があり、真鍮レトロな金物などを展示できたらと思っております。


DSC_7794.jpg





調剤室の内部からの写真です。
天井は漆喰でできた和製アール・デコ。
左官職人の技術です。
照明も当時からのもの。



DSC_7772.jpg




店の間奥の6畳間。
新しい畳を入れ、シーリングライトを交換しました。
事務所スペースになります。
(写真の踏み台には墨書があり、大工がこの建物の完成記念として施主に贈ったことがうかがえます。)




DSC_7780.jpg





こんな感じの店舗で、今秋から営業をしたいと思っております。
これから商品を並べていく作業です。





店舗営業が始まりましたら、改めてブログで書ご紹介させていただきたいと思います。




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