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INTERVIEW インタビュー記事

2017/02/18

時代を切り拓く、アートギャラリーのようなショールーム


第5回目のオフィス訪問ブログは、計測器製造メーカー「株式会社コアーズ」さんのショールーム兼オフィス。物件の仲介からリノベーション設計まで、まるっとお手伝いさせていただきました。
海外にある倉庫のアートギャラリーのようなショールームへと変貌。そこに至る経緯をご紹介します。


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入居者さんについて iPhoneや車のエンジンコントロール等、様々な機器に内蔵されている電子部品や基盤。コアーズさんは、その電子部品や基盤の熱に対する変形を測定する機器を取り扱っています。開発から販売、その後のサポートまで山梨で行っていました。


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株式会社コアーズ 羽田さん


今回お話を伺ったのは株式会社コアーズの、羽田さん。兼ねてより構想していた東京でのショールームの展開を去年の春頃から本格始動。東京進出にかける思いを伺いました。

お引越理由について 今までの拠点は、山梨。商品をみてもらう為には、一日がかりでお客さんに脚を運んでもらう必要がありました。また、製品をみてもらう度にセッティングをしなければならず、お互いに時間を要していました。しかし東京へ拠点をつくれば、お客さんは他の用事とともに寄ることができ、ショールームを常設することで、コアーズさんは常に準備が整っている状態で提案できる。東京での物件探しが始まりました。


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物件について 荻窪駅から少し歩いた高架沿いにある倉庫。そこが今回の物件です。この物件でなんといっても心強かったのは、エアコンが設置されていたという点。エアコン設置にかかる費用は結構なものです。そこをぐっと抑えられたことは大きなポイント。倉庫物件を探されている方が多い中、なかなかいい出会いができないのが現状。そんな中、とても貴重な物件との出会いでした。


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物件の決めて 一つ目はコンプレッサーという空気を圧縮する機械が置けたということ。コンプレッサーを動かす為の電気に加え、製品を動かす為の電気等、大きな電気容量の確保が必要でした。また、大人一人分ほど大きさがある為、場所の確保も必要でした。(建物裏に設置しています。)

そして、なんといっても倉庫物件だったということ。インダストリアル系の空間にしたいという思いがあり、倉庫物件を探していた羽田さん。その空間の素材の良さにぐっときたそうです。


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ショールーム設営にあたって 羽田さんがコンセプトとして掲げたのは「体験価値」。商品は、お客さんが使用したときに価値があるものでなくてはならない、そう語ってくれた羽田さん。実際に体験してもらい、その価値を感じてもらえる場をつくるため、ショールーム常設へと至りました。

しかし、計測器業界はデザインの重要性はなく、スペックのみが求められる世界。「デザイン性のあるショールームをつくる」それは、革新的な決断でした。


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内装について 「海外の倉庫のアートギャラリーのような空間にしましょう。」ということでスタートしたリノベーション。
既存部分を活かしながら、白×黒をベースに空間を構成。ざっくり感の中に洗練された雰囲気が加わりました。また、空間をすっきりと見せる為、電気配線は全て床下。製品が増えたり展示の仕方が変わったり、今後のことも踏まえ、実は床下に16ヶ所も電気配線の出口が隠れています。展示方法にも一工夫。アートギャラリーの作品のようにみえるよう、それぞれの製品に白いBOXの展示台を用意しました。


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お引越をして 今まで、デザインとは無関係だった世界。そのギャップが功を奏し、訪れる方々が皆「おっ!」と良い反応を示してくれるとか。そして、その「おっ!」という衝撃が、その後の商談をスムーズにしていくそうです。

手前にある大きなテーブルと大きなディスプレーも大きなポイント。コンセプトをしっかり伝えた上で、じっくりと機器の説明ができる。この流れを踏めることも重要になっているようです。


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ショールームを設営したことで、ガラッと営業スタイルにも変化が。気軽にお客さんを呼べ、落ち着いて話ができる環境ができた事により、コミュニケーションがスムーズになり、より深い商談になっているとのこと。

今、頭の中でイメージしていた通りに進んでいる。そう語ってくれた羽田さん。
9月20日のオープン以来、ターゲットの製品の売上げも想定以上に増え、4月には新入社員が2名増えるとか。
嬉しいことに、作業スペースが必要になった為、パーテーション奥にデスクを追加するという、嬉しいお手伝いもさせて頂くことになりました。


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デスクの寸法を計測中


取材後記  「デザイン」。それを求めることは、羽田さんのいる業界では革新的なことでした。似たような前例がなく、社内でも理解してもらうのに時間がかかったそう。しかし、そんな逆境の中でも、果敢に挑んで始動していく羽田さん。お話を聞いているだけで、その時代に立ち向かっていく姿はとてもかっこ良く、刺激を受けました。
また、ショールームの設営にあたり悩んでいた中で、自分のイメージを親身に聞き、提案してくれたTATO DESIGNは非常に頼りになったという嬉しい言葉も頂きました。

今後は海外でのショールームの展開も考えられているとのこと。ぜひその際もお手伝いさせて頂けるよう、負けずに当社も進み続けていく所存です。


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